家族信託のメリットは?
家族信託にはメリット・デメリットがそれぞれあります。
まずはメリットから見ていきましょう。
家族信託を行なう上でのメリットは大きく5つあると言われています。
1.本人の判断能力を問わず財産の管理と処分を行なうことが可能になる
2.成年後見制度とは違った財産管理を柔軟に行なうことができる
3.遺言書としての機能と遺産を受けた人の財産管理を行なうことができる
4.2次相続以降の遺産の承継者を指定することが可能となる
5.家族所有となっている不動産の共有財産の有効活用が可能となる
などとなっています。どれも家族信託を行なう上で障害となる家族間・親族間の相続に関する意見の違いや、財産をもらった人の判断能力の低下や喪失による財産管理などがスムーズに行われるようになります。
また家族信託することで、遺言書の代わりともなることから、もしもの時の財産分与などの家族間のトラブル防止にも繋がっていくものとしてメリットは大きいと言われています。
大きな財産はないものの、ある一定水準の財産や土地があり、将来的にその財産分与や管理が心配という場合は、家族信託を検討してみるというのもひとつの方法としておすすめです。
2019.12.20